セールスのジレンマ:本質的な価値と作られた価値

こんにちは、舟まゆです😀

皆さん、日々の商品やサービス開発で頭を悩ませていませんか?「もっとお客様に喜んでもらいたい」「売上を伸ばしたい」そんな思いは誰もが持っているはずです。

今回は、多くの成功しているマーケターや企業が実践している「本質的な価値と作られた価値のバランス」について、具体例を交えてお話しします。

これは特に、高額なオンラインコースや商品を扱う方々にとって、売上を大きく左右する重要なポイントです。

ダイエット商品で考える「本質的な価値」と「作られた価値」

ダイエット市場には、たくさんの商品やサービスがありますよね。これらを2つの視点から見てみましょう。

1. 本質的な価値(根本的な解決策)
 バランスの取れた食事プラン
 効果的な運動プログラム

これらは健康的に痩せるための基本です。でも、お客様にとっては「わかっているけど、辛そう…」と感じる部分かもしれません。

 

2. 作られた価値(興味を引く新しさ)
 「食事制限ゼロ!運動ゼロ!たった1ヶ月で自然に痩せるプログラム」

新しさや便利さで興味を引く要素があり、「なにそれ!試してみたい!」と思わせる魅力があります。

 

多くの場合、本質的な価値だけでは顧客の行動を促せず、作られた価値だけでは長期的な成果が出ないことがわかっています。

本質的価値と作られた価値のバランスを取る

では、どうすれば両方を兼ね備えた商品やサービスを提供できるでしょうか?以下のようなアプローチが効果的です。

1. 本質を理解してもらう工夫
 ✖️「1日30分の運動が必要です」
 ⭕「たった1日5分から始めて、いつの間にか30分続けられるようになる魔法のような習慣化メソッド」

2. 新しさと科学的根拠の融合
 ✖️「最新の〇〇ダイエット!」
 ⭕「最新の行動科学に基づく、あなたの生活習慣を少しずつ変える7つのマイクロハビット」

3. 短期と長期の効果を併記
 ✖️「3ヶ月で10kg減量!」
 ⭕「最初の1ヶ月で3~5kg減量、1年後には理想の体型に。そして95%の人が2年後もそのスタイルをキープ」

ポイントは、魅力的なキャッチコピーと具体的な数値や科学的根拠を組み合わせることです。

倫理的マーケティングの実践:誇大広告を避ける

マーケティングにおいて、商品やサービスの価値を正確に伝えることは非常に重要です。ここで覚えておきたい重要なポイントがあります。

商品・サービスの価値を100%伝えるのがセールス力、その価値以上に伝えてしまうのが誇大広告です。

この境界線を意識することが、倫理的なマーケティングの第一歩となります。では、具体的にどうすれば誇大広告を避けられるでしょうか?

1. 事実に基づいた表現を使う
✖️「奇跡の〇〇」「驚異の効果」
⭕「多くのお客様に好評いただいている〇〇」「〇〇%のお客様が効果を実感」

2. 現実的な期待値を設定する
✖️「1ヶ月で-10kg!」「たった1週間で人生が変わる!」
⭕「3ヶ月で-5~8kg、そして新しい生活習慣の獲得を目指します」

3. 条件や制限事項を明確に示す
 「効果には個人差があります」
 「継続的な取り組みが必要です」

誇大広告を避けることは、短期的には売上の伸びを抑えてしまうように感じるかもしれません。しかし、長期的に見れば顧客の信頼を獲得し、持続的な成長につながります。

まとめ:本質的価値がある商品を魅力的に伝える

本質的な価値と作られた価値のバランスを取った商品開発は、ビジネスの持続的な成長につながります。

1. 顧客満足度の向上
 新しさで興味を引き、本質的な価値で結果を出すことで、満足度が高まります。

2. ブランド価値の向上
 倫理的で効果的なアプローチは、長期的な信頼につながります。

3. 口コミの力
 真の価値を提供することで、自然と口コミが広がり、新規顧客の獲得コストを抑えられます。

皆さんも、日々の商品開発やサービス提供の中で、「本質的な価値と作られた価値(興味を引く新しさ)のバランスが取れているかな?」と考えてみてください。その積み重ねが、やがて大きな差になって現れるはずです。

本質的価値がある商品を魅力的に伝えることは、単に「売れる商品を作る」というだけでなく、持続可能な形で成長する会社を作る大切な方法なんです。この考え方を大切にすることで、皆さんのビジネスはきっと、より強く、大きくなっていくと思います。

人々の人生をよりよいものにする。そんな志を持って商品やサービスを提供していけば、必ず成功への道が開けるはずです。一緒に、価値ある商品で世の中を豊かにしていきましょう!

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